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🏠グリーフケア:「ともに過ごした時間は宝物です。」👼🏻

今回も素敵なお仏花を作っていただきました。
夢花さん、いつもありがとうございます。
まさにこんな柔かいピンクがイメージどおりで
訪問の度に温かく包み込んで下さる方でした。
闘病し治療を続け
藁をもつかむ気持ちで
セカンドオピニオンを受けた先で
どん底に突き落とされたのが初夏のころ。
そんな彼女や家族の心の支えにしたのが、
治療をして今よりも
元気になるという『希望』
残念ながら病気の進行と
体の衰弱が進み
最後の退院になるだろうと
自宅でご家族と過ごすことに。
本人への希望を断ちたくないという
家族の思いから
在宅医療で看取りという方針も
明確にできないまま、
在宅療養がスタート。
案の定、数日でトイレに行くことも
ままならなくなった。
年末でどこの医療機関も
身動きがとれない状況にも関わらず
諦めずにバトンをつなげてくれた
ソーシャルワーカーさん。
その熱意に動かされた在宅医師。
慣れない介護に向き合い
予期悲嘆を必死に打ち消しながらのご家族。
『元気になってまた治療しよう』
奇跡を信じたいという家族の思いと
日々変化していくことへの乖離は
スピリチュアルペインとしての
更なる苦しみが降り積もらないだろうか?
そんな心配を抱える一方で、
どんな全人的な苦痛に
苛まれることになったとしても
自分たちがどんな無力な支援であったとしても
向きあっていこうと覚悟の私たち。
新年を迎えるのは難しいという予測を大きく外し、
奇跡の日々は大好きなご家族と一緒に過ごされ、
見守られながら旅立たれた。
お孫さんは大泣きしていたが、
一緒にエンゼルケアを施し、
お化粧し素敵な洋服に着替えが終わると
穏やかに眠っているおばあちゃんを
スマホの写真に収めていた。
香典の挨拶状には
『ともに過ごした時間は宝物です』と記してあった。
在宅療養の日々でそのお手伝いができたとしたら、
私たちにとっても救われると胸に迫るものがある。
仏前のお写真に手を合わせ
『ご縁を頂き、お手伝いをさせて頂けたこと
とても感謝しています。ありがとうございました。』
ひとりとして同じお別れはない。
何度お手伝いをしても学びが多い。
ご本人はどう感じていたのでしょうか?
次の世界でお会いしたときに
よかったら教えて頂きたい。
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