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🏠会者定離ありとは かねて聞きしかど🪷

    雪解けが心待ちしていたのもいつのことでしょうか。今年の春は一気に解けた感じでしたね、旭川は4月に入ってすぐに積雪ゼロ宣言がありました。そんな様子も遠くに感じながらの日々、すでに4月後半戦、連休目前ですヨ😢がっかり、がっかりです。

    そんな日常に流されまくりの私にピッタリな言葉
    会者定離(えしゃじょうり)
    「出会った者は必ず別れる運命にある」という仏教の教えを表す言葉です。この言葉は人生の無常やすべての出会いには必ず別れが伴うという真理を説いています。元々は、お釈迦様が自身の死期を悟った際、弟子たちに最後の教えとして説いた『遺教経』の中に登場します。経典には「世皆無常、会必有離(世は皆無常にして、会えば必ず離る)」と記されており、すべてのものは移ろいゆき、出会いがあれば必ず別れがあることを説いています。
    また、親鸞聖人はその悲しみを次のような歌に詠みました。
    『会者定離 ありとはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思わざりけり』
    「会者定離という言葉があることは以前から聞いていたが、まさかそれが昨日今日のことになるとは思わなかった」という意味です。どんなに覚悟していても、実際に別れが訪れると深い悲しみが押し寄せることを表現しています。親鸞聖人のような人格者でさえもそうなのですから、凡人の私たちにとってはなおさらなわけです。どれほど強い絆で結ばれていても、別れは避けられないものです。その現実を受け止め、今ある縁を大切に生きるよと教えて下さっていますね。

    オハナのお母さんからホッケをいただき、煮付けてみました。煮物って私にとってはハードルが高めですが、素材のおいしさに助けてもらいましたね。Kさんはお魚好きなので、好きな味は本当美味しそうに、苦手なものはお付き合い程度に味わって下さいます。

    今回のグリーフ訪問のお花も春を感じますね。100歳の大往生でしたが、いくつになっても子供にとっては母は母。いつまでも元気でいて欲しいものです。家族の物語は山あり谷あり、それでも縁があっての母娘。最期のかけがえのない時をご一緒できたこと、ご縁をいただき有り難うございました。

    近くの田んぼに白鳥たちが春のバカンスにやってきています。ご高齢の方をお連れした方々が白鳥ウォッチングにいらしてました。去年の今頃、笑顔が素敵なあの方もご家族と白鳥を観に行かれた思い出が重なりました。

    ご自分が辛いにも関わらず、とびきりの笑顔で答えてくださいます。どんなに心強いことか、そのとびきりの笑顔にどれだけ私たちが癒されることか、その笑顔に会えなくなることがどんなに淋しく感じる事か…。

    例えしばし会えなくとも、その笑顔を思い出しては救われ続けているのがわかります。やはり出会えたこと、幸せに感じますよ。

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