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📖樺太カラフト


    人気漫画『ゴールデンカムイ』のおかげで、

    アイヌや樺太が脚光を浴びてましたね。

    樺太を読めない人も少なくないはず。

    北海道は引き揚げ者も多く、

    お年寄りやご家族から

    樺太の話をよくお聞きする。


    北海道より北へ43km、極寒の地

    終戦前の樺太(サハリン)住民は約40万人

    都会で栄えていて家も裕福だった

    大きな製紙会社の電話交換手だった

    現在95歳で15歳頃の話

    当たり前の日常が

    ソ連軍の侵攻で地獄と化す


    終戦とともに8日間の間で数十万人が、貨物船にデッキまでぎゅうぎゅう詰めでの引き揚げ。家財道具はあきらめ、父・息子は樺太に残された。やっと乗船できた貨物船も留萌沖で3隻が撃沈。甲板の人はゴマ粒のように海に投げ出された。衝撃で船底に埋もれた幼い妹の手を引き上げ、姉妹3人で傾いた船の中で無事に帰港するのをただ祈っていた。


    定員オーバーで撃沈された船に乗り損なったから帰って来れた。命からがら引き揚げしてきたにもかかわらず、食糧難のご時世で、家もなく、頼った親戚からも不当に扱われた。

    苦労ばかりの人生

    こんなに長生きできるとは思わなかった。

    だからこそ、家族と一緒に居られる今が

    何よりも、幸せ。


    戦争を知らない私たちにとって

    想像を絶し、相槌も重くなる。

    命をあきらめずに、強かに、懸命に、

    生き抜いてきたからこそ

    目の前のお年寄りたちが

    どんなに温かい眼差しか

    差し出してくださる手を

    もっとしっかりと握りしめたい。


    あなたがいるから、わたしがいる。


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